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花・珈琲・菓子工房　フルール・アンジェリーナ
／（下里見町）

（2015年3月5日）

榛名産の果樹を使ったスィーツ

　平成４年にオープンしたフルール・アンジェリーナ。カフェでは、地元産の果物を加工販売しようと昨年から研究を重ねている。オーナーは山木あすかさん。カフェの客であった里見梨園の里見吉隆さん宅のゆずの実が手つかずのままでもったいないという話題から「お菓子の材料に使いたい」「梅や梨でもできないか」と、果樹園とカフェのコラボレーションがスタートした。

多品種の果物が榛名の魅力

　リンゴ、ブルーベリー、梨、プラム、桃、ネクタリン、ブドウ、柿、ゆずなど、“多品種少量生産”が榛名の特徴。１シーズンを通していろいろなフルーツを楽しめるのが魅力だ。
　広く榛名の良さを知らせたい―と山木さん達は「榛名倶楽部」を結成。榛名山麓の農作物を使って製造、加工販売していく組織だ。「県内外の人に加工品を買ってもらい、それを足掛かりに榛名にドライブに来てもらい、自然と農業を通して榛名の魅力を紹介したい」と山木さん。里見さんは、「農業を辞めてしまうと自然が荒れてしまう。農業が頑張ることで榛名の緑を残したい」と話す。

梨のドライフルーツやタルト

　里見梨園の新雪という梨を使ったドライフルーツと、それを練り込んだ梨のフィナンシェがいよいよ商品化されることになった。販売ルートを確保するのがこれからの課題という。「のどかな自然の中での暮らしで人気のイギリスのコッツウォルズという町をイメージしながら榛名の自然の魅力を伝えていきたい」と榛名倶楽部の活動がいよいよ本格スタートする。
　尚、店内では、梨のタルトやゆずサブレに加え、梨のフィナンシェ、ドライフルーツを頂くことができる。ぜひ、榛名の豊かな実りをスィーツで味わってほしい。