老舗の蕎麦屋 甲子(きのえね)/旭町
(2015年1月5日)
90年を迎える老舗
創業は大正13年、今年で90年になる、街なかの人気の蕎麦屋「甲子」。そば打ちと調理全般を担当する島方弘恵さん。
そば打ちは、一度に作るのに重さ約10キロ。持ち上げて、折ってたたんで、かなりの力仕事。小柄な島方さんの細腕から作られる蕎麦は、細めでするっと口当たりのよい蕎麦。そこにお姉さんの作る甘辛いつゆがよく絡む。蕎麦のこだわりは、上質な蕎麦粉を使い、季節によって材料の状態を見極めて、その日に使用する水の温度や量を変えること。「頑固だった」という父の後を継いでそばを作るようになってから6年目。毎日「今まで以上のそばを目指して頑張っている」と話す。
月替わりの蕎麦がお楽しみ
月替わりのメニューを楽しみにしている常連さんも多い。例えば、マイタケや下仁田ネギ、ズッキーニ、榛名の梅、豚肉など、群馬の旬の食材を使用した天ぷら付のもり蕎麦や、1月は“ゆば山菜そば・うどん”が月替わりのメニュー。日光生湯葉に山菜が添えられたさっぱりとした一品。また、数量限定のきんぴら入り“がんもそば・うどん”も体が温まるこのシーズンならではの味。
そばは健康食品。そばに含まれる“ルチン”は、血液をきれいに、血圧を下げる働きもあるほか、糖尿病になりにくく、心臓病、ボケ防止にもいい。“コリン”は、肝硬変や動脈硬化、自律神経失調症を防ぎ、若返りやダイエットにも最適。「蕎麦を一日一食召し上がってください」と島方さん。世界無形遺産にも登録された日本食。その素朴な味わいを気軽に甲子でどうぞ。
店名・名称 | 甲子 きのえね |
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住所 | 高崎市旭町37 |
電話 | 027-322-5806 |
営業時間 | 11:30~16:00 |
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備考 |