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オシャレなセレクトショップ・モダンタイムズ
／（通町）

（2014年11月11日）

　通町の「モダンタイムズ」は、今年14年目を迎えるセレクトショップ。「高校生だった常連さんももう30代となり、感慨深い」と振り返るのは、オーナーの加藤大輔さん。店内の壁には、帽子がアートのように並び、上質な生地や革を使用した洋服が飾られている。オーナーのこだわりで選ばれた個性あふれる商品達は、一点一点、その裏にある歴史やエピソードがあり興味深い。「リーツ・テーラー・ザズー」という日本のブランドは20年以上の歴史を持ち、国内外のミュージシャンにも人気だという。ロックテイストでこだわりのある大人のお客様に支持のある孤高のブランドだ。

　「ノーノーエス」というブランドの、しわ加工の革ジャケットは洗濯が可能。着用して伸びた革を、またひねって洗いしわを付け、経年変化を楽しめるという。通常の５倍以上の時間をかけて、植物由来の伝統製法を使って作られた革を使用。着る人の身体に馴染んで、味わいが出てくるのも魅力という。「タンスの肥やしにならない、孫の代まで受け継がれるアイテム」もモダンタイムズのコンセプトだ。

　「NAOT」というイスラエル製の靴もおすすめ商品。“ナオト”とは、オアシスの意味をあらわすヘブライ語で、砂漠の中のオアシスのような心地よさを提供してくれる革靴だ。インソールが２週間ほどで足に馴染み、一度履くと“病みつきに”。「所作」というブランドの財布は、ふくさをモチーフに、革一枚で出来た縫い目が無い作り。立ち居振る舞いを美しく見せてくれる財布は、世界７か国で売られる人気の商品だ。また、英字新聞や江戸時代の古書にラミネート加工をして、バッグや財布に加工したという商品も目を引く。
　世界でここでしか扱っていない一点物も多いというモダンタイムズ。「お客さんと対話しながらお互いハッピーな気分になれたら」。加藤さんは、奥様と二人三脚でやってきたこの店をこれからも守っていきたいと話している。