梨の里見農園 直売所オープン/(下里見町)
(2014年8月21日)
「丹精込めて作った梨を、お客さんに直接販売できるのが楽しい」と話す里見吉隆さん。7月下旬から11月中旬まで、時期をずらしながら収穫する梨は幸水や豊水、廿世紀など20種類近くにも。新雪という銘柄に至っては、11月に収穫し春先まで取っておけるコンテストにも出すという大玉だ。里見地区特産銘柄の”はるな”の栽培にも挑戦している。
農園の直売店は8月上旬にオープンし、秋口まで客足が絶えない。お目当ての銘柄を家庭用や贈答用に買い求める常連さんも多い。「銘柄で酸味やみずみずしさ、果肉の柔らかさが違うんですよ」。お客さんとの対話が何より仕事の励みという吉隆さん。祖父が植えた古木5本に実る梨を目当てに、保育園児が毎年梨狩りに訪れるのを楽しみにしている。「ナシを採ったり、セミの抜け殻を探したり賑やかです」と自然に笑顔がこぼれた。
梨農園の両親の後ろ姿を見て育った吉隆さんは、農機具や資材、農産物を販売する店舗で8年程勤め、販売のノウハウを学んだ。60aの梨園と30aの梅園を持つ中堅所の農園を引き継いだ3代目。梨作りへのこだわりは、「切ったら食べきれるサイズの適した大きさになるよう肥料の調整をすること」。堆肥を多めにして化学肥料を減らし、木が栄養過多にならないよう工夫している。
里見地区では、地元で採れたフルーツをジャムやジェラートに加工している人も多く、吉隆さんは「ドライフルーツに挑戦してみたい」と話す。「乾燥機が高価なので今後の課題ですが、楽しみながらやりたいですね」。若き3代目は心から梨作りを楽しんでいるようだ。
店名・名称 | 梨の里見農園 |
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住所 | 〒370-3343 高崎市下里見町368 |
電話 | 027-343-3949 |
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