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優しい母の味・タイ料理のライタイ／（吉井町）

（2014年5月16日）

安心安全な手料理にこだわって

　高崎市街地から吉井町へとつなぐ中山峠を下り、最初の信号を右折。のどかな一本道の右手に程なく赤い看板のタイ料理屋「ライタイ」が見えてくる。
　シェフの佐野サリサさんは来日して20年。３人のお子さんの手がかからなくなり、「自分の力を発揮したい」とこの店を２年前にオープンした。「日本人はタイ料理が好きみたい。安心安全な食材で、お子さんにも食べてもらえるタイ料理を提供したかった」と、お母さんならではの温かい手料理にこだわっている。

トムヤンクンが大人気

　サリサさん、一押しメニューはまずは「トムヤンクン」。「毎日、鶏がらスープを仕込んで全て手作りです。エビや鶏肉など材料も選んで作っているから安心して召し上がってください」。生のレモンを絞りさっぱりとした風味が後を引く味。「タイカレー」はグリーンとレッドの２種類から。グリーンはピリ辛で、レッドはパイナップル入り、カボチャ入り、ジャガイモ入りと曜日で変化を楽しめる。「毎日新鮮なものを提供したい」から、ランチは５食と10食の限定に。セットの生春巻きもその場で作って出すという徹底ぶり。
　「一人で作っているので大変ですが、お客さんが喜んでくれる顔が何よりうれしくて楽しい」とサリサさん。家族連れ、サラリーマン、女性客など、「タイ料理ならここ」と言って何度もリピートされる方も多いという。