Natto CAFE&CLOTHING/(貝沢町)
(2014年5月8日)
バイカーご用達の店
Nattoはミッドセンチュリー(40~60年代)の洋服のレプリカやイギリスから輸入したバイク関連の雑貨、衣類をメインに扱うバイカーご用達の店。洋服のレプリカは全て日本製。日本の企業が当時、海外から織機を輸入し「マネして頑張って作っていた」時代の旧式の織機を使い、織り方、編み方、縫い方までこだわりぬいた物ばかり。Tシャツひとつにしても、ヨーロッパの高級織機で生地を編み、3日に一反のペースで作られる。「目が詰まっているがふんわりとした風合い」に仕上がる。当時の織機は世界的に見ても、多くが日本に残るのみで貴重。第二次大戦後、アメリカで「ゴールデンエイジ」と呼ばれる時代、日本でも企業が張り合い、洋服や家具、音楽など多分野で文化が成長、黄金期となった。
古き良き時代の香り
オーナーの田代道拡さん(33歳)は小学生の時、姉のファッション誌を見て「ポールスミスの花柄シャツ」を着こなす男性モデルに衝撃を受けた。「調べていくと洋服の発展は戦争と関わりが深い。歴史や社会背景など、洋服や雑貨の本当の価値を伝えていきたい」と話す。「昔のバイクは手作業が多く、造形美ではかなわない」「背中に刺繍のあるレプリカは、多くが桐生で作られている」「アメリカ40年代のファイヤーキング社のマグカップのミントグリーン色は再現できない。榛名グラスが、色の再現に挑戦中」等々、田代さんからカルチャーの話は尽きることなく興味深い。
カフェも併設
Nattoのカフェはコーヒーバースタイル。「食べ物の匂いもしないし、カリモクの家具で、ファイヤーキングの食器を楽しみながら、本を読んだり、パソコンで仕事してもらってもいい」と田代さん。50年代のロックンロールやR&Bが心地いい。「今風のカフェに入りづらいという男性がひとりで来ますよ。隣の公民館から70代くらいの女性達も来ます」
Nattoは、多種多様なお客様を受け入れる懐の深いお店だ。ギター教室やライブ、フリーマーケットやBBQなども開催し、いろいろな人の交流拠点にもなっている。
店名・名称 | Natto CAFE&CLOTHING |
---|---|
住所 | 高崎市貝沢町355-1 |
電話 | 027-381-5374 |
営業時間 | 12:00~20:00 |
定休日 | 木曜日 |
HP | http://www.zakka-natto.com/ |
備考 | ☆金・日…占いセラピー(手相とタロット) 12:30~17:30 30分2000円ドリンク付 |