佐藤綾乃(高崎健大)が金/平昌五輪・女子団体パシュート
(2018年02月22日)
市役所パブリックビューイングで大歓声
平昌オリンピックは2月21日、スピードスケート女子団体パシュート決勝を行い、日本が2分53秒89のオリンピック新記録でオランダを破り、この種目で初の金メダルに輝いた。
決勝には、高木美帆、高木菜那、本市の高崎健康福祉大3年・佐藤綾乃の3人が出場。レースはまず日本のスタートダッシュが決まり、前半は日本がリードする展開。中盤には一時オランダに逆転される場面があったものの、息の合ったスケーティングでリズムを崩さず後半に再逆転し、そのまま1秒59の差を付け逃げ切った。
高崎市役所1階市民ロビーでは、大型ビジョンを使ったパブリックビューイング(PV)が行われ、佐藤選手や日本代表を応援しようと市民ら約80人が集まり大きな声援を送った。スタート直後から会場は「綾乃」コール一色に。日本がオランダにリードされると会場中から「頑張れ」「いけいけ」などと力のこもったエールが送られていた。金メダルが決まると割れんばかりの拍手と歓声がわき起こった。
市内から応援に駆け付けたという70代の男性は、「スケート仲間と一緒に観戦ができて楽しかった。地元の佐藤選手は素晴らしい滑りを見せてくれた」と健闘をたたえていた。家族で観戦に来て最前列で声援を送っていた女性は「佐藤選手にはぜひ金メダルを高崎に持ち帰ってきてもらいたい」と期待していた。
富岡賢治市長に活躍を誓う佐藤選手
佐藤選手は北海道厚岸町出身の21歳。2015年に高崎健康福祉大に入学し、人間発達学部子ども教育学科に所属している。昨年12月に行われた国際大会では、今回と同じメンバーで2分50秒87の世界新記録をマークしていた。また1月には富岡賢治市長を表敬訪問し、「金メダルを取りたい」と活躍を誓っていた。
今回のオリンピックでは10日に行われた3,000mで8位入賞。24日に行われる女子マススタートにも出場予定で、こちらも活躍が期待される(G)。
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