世界一の一本背負いを披露
(2017年04月5日)
古賀稔彦さんが高崎アリーナで柔道教室
バルセロナオリンピック柔道71キロ級の金メダリスト・古賀稔彦さんによる柔道教室が5日、高崎アリーナの武道館で開催された。4月1日に開館した高崎アリーナのオープニング記念として高崎財団が企画したもので、トップレベルの選手や指導者を招き、子どもにスポーツの本当の楽しさを知ってもらうことがねらい。市内の小学生58人、中学生47人の合わせて105人が参加し、世界一の技を体験した。
古賀さんは「今日はすばらしいアリーナで皆さんと練習できるということで楽しみにしてきた。今、日本一の選手たちに自分が教えている技を君たちに教えたい」とあいさつ。柔道に対する心構えや基礎練習の大切さなど、時折冗談を交えながらも熱心に指導した。
実技の時間では古賀さんの考案した新しい打ち込み練習を実践。子どもたちはあこがれの古賀さんに指導を受けようと、何度も技を掛け合って練習した。
「子どもたちには、柔道をとおして、人の役に立つ優しい人間になってもらいたい、そういう思いをもって指導している」と古賀さん。参加した市内の女子中学生は「古賀先生は格好よかった。全国大会でも自分の技が通用するよう、先生から教えてもらったことをきちんと生かしたい」と練習を振り返っていた。(G)
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