高崎に6広域共同の消防指令センター

(2015年08月7日)


県面積の4分の3を管轄

  群馬県北部と県西部の6つの広域消防局が共同で火災や救急の指令処理を行う「消防共同指令センター」が高崎市等広域消防局に設置され、来年4月1日から群馬県内で初となる共同指令センターとして運用が開始されることになった。
  この共同指令センターは高崎市等広域消防局と利根沼田、渋川、多野藤岡、富岡甘楽、吾妻の各広域消防本部が共同で消防指令業務を行うもので、管轄する面積は群馬県の4分の3を占める約5千平方キロ、人口は約84万人となる。来年4月の本格運用に先立ち、高崎市等広域消防局では、今年6月から新しい消防指令システムの運用を開始した。
  新しい指令システムは政令指定都市と同じ規模の能力があり、消防局では、指令台数の増加に伴い119番通報の受付がスムーズになることに加え、通報の受付から現場に到着するまでの時間の短縮、効率的な現場活動、患者を病院まで搬送する時間の短縮などの効果期待している。
  今年の10月から12月までに5つの広域消防本部への119番通報が、この新しい指令センターに切り替えられることになっている。

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