群馬トヨタ名誉会長・横田英一氏のお別れ会、しめやかに
(2018年02月8日)
ビエント高崎で
昨年12月26日に85歳で亡くなった群馬トヨタグループ名誉会長・横田英一さんの「お別れの会(委員長:高崎商工会議所会頭・原浩一郎)」が2月8日、ビエント高崎ビッグキューブで営まれた。豊田章男トヨタ自動車社長や富岡賢治高崎市長、斎藤一雄群馬銀行頭取がお別れの言葉を述べ、1,200人を超える参列者らが横田さんをしのび献花した。
横田さんは1959年に群馬トヨタ自動車に入社し、1988年に社長に就任。同社を県内トップクラスの優良企業へと成長させた。2005年には会長となり、2010年からは群馬トヨタグループ名誉会長を務めていた。お別れの会では、横田さんが社長就任時に詠んだ俳句や、「他人に迷惑をかけない」といった信条なども紹介された。
2001年には高崎商工会議所会頭に就任。2005年には群馬県商工会議所連合会会長を務めるなど、高崎市のみならず群馬県の経済界においてリーダーシップを発揮した。また地域貢献にも尽力し、県教育委員会委員長や県体育協会会長なども歴任。文化・教育、スポーツの発展に大きく寄与した。平成23年にはラジオ高崎社長も務めた。こうした功績により、2008年には旭日小授賞を受賞、昨年12月には従五位の贈位を受けた。
群馬トヨタグループの横田衛社長は謝辞で「周りの人からは温和な人柄だと言われたが、家族には厳しい一面もあり会社経営ではぶつかることもあった。会社のことを最期まで思い続けていた。父・英一の社訓を受け継ぎさらに発展させていきたい」と誓った。(G)
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