高崎駅でテロ対策合同訓練
(2015年09月11日)
官民一体でテロ防止対策の徹底を
JR高崎支社、群馬県警、高崎市等広域消防局、群馬DMATなどが合同したテロ対策訓練が、10日に高崎駅で行われた。
この訓練は、群馬県の国際化や2020年の東京オリンピックなどを視野に、対策の強化をめざしたもので、これまでに平成21年と26年に行われており、今回が3回目。今回は、有機系毒物が高崎駅で散布されたことを想定した。
訓練は、高崎駅ホームで不審者に駅員が声をかけると、ペットボトルに入った毒物を散布し逃走した設定。警察への通報と不審者の逮捕、乗客の避難・救助、現場の封鎖・除染など一連の流れが本番さながらに実施された。
高崎駅の三井田正駅長は「初期対応を日頃からしっかりと訓練していきたい」、群馬県警の増村悟樹警備部長は「人命を最優先してテロ対策に取り組みたい。日本がテロの標的になる恐れもある。テロを発生させないよう官民一体となった防止対策を徹底したい」と話した。