読んでこなくていい読書会
(2017年05月2日)
ゆるさで気軽に 新たな試み
本を読まずに参加できる「読んでこなくていい読書会」が4月28日、高崎市内の書店REBEL BOOKS(椿町)で初めて開かれ、市内外から集まった男女9人が一冊の本を通じて親睦を深めた。
通常の読書会は、事前に課題となる本を読んでから、テーマについて話し合う。今回の読書会は、事前準備が必要ないため、忙しくて本を読む時間が取れない人も参加できるなど、敷居が低いのが特徴だ。
当日の課題図書は、ブライアン・ハリガンとデイビッド・ミーアマン・スコット共著、糸井重里監修「グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ」。参加者の大半は、課題の本を会場で購入し、まず7分間、各自で本を読む。その後3~4人のグループで内容や感想を共有した。参加者からは、読み進めた順序や方法の違いについての意見や、自身の経験と読んだ内容を照らした考えが次々と出されていた。
1冊の本をテーマに話し合う読書会は、市内ですでに運営されているものはあるが、本を事前に読んでこないことを前提とした会はほとんどないという。同会を主催した久保田志桜里さんは「普段、本を読まない人でも気軽に楽しめる会を目指して、今後も開催していきたい」と話していた。
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