中央図書館に国会図書館長から礼状
(2017年04月12日)
レファレンス協同データベース
国立国会図書館が行っている「レファレンス協同データベース」に、高崎市立中央図書館が多くのデータ登録を行ったことに対し、国立国会図書館長から市立中央図書館に礼状が贈られた。国会図書館から礼状を受けるのは昨年に続いて2年連続。
レファレンスサービスは、図書館利用者の調べ物に対する相談サービスのこと。市立中央図書館には専用窓口カウンターが常設され、図書館利用者から学習や調査のための資料等を求められた場合に、文献の紹介などの支援を行っている。
国会図書館のレファレンス協同データベースには、全国の公共図書館、大学図書館など741館(平成29年3月末)が参加しており、レファレンス事例を蓄積している。このデータはインターネットを通じて公開され、研究者や市民の調査研究のほか、図書館職員の研さんに役立っている。
参加館の年間登録件数、累積件数、参照数が、国会図書館が定めた基準を超えた場合に、礼状が贈られるが、平成28年の対象は全国で68館、群馬県内では高崎市立中央図書館だけとなっている。
中央図書館は、年間登録件数が472点で基準の200点を超えたこと、累積データ件数が1320点となり基準の1000点を超えたことで、国会図書館に功績が評価された。レファレンス事例が多いことは、図書館の活動とともに、市民の学習や調査に対する意欲の高さを示すものとも言えそうだ。
中央図書館は、今回の礼状受理を市民に知ってもらうことなども含め、5階の展示スペースにレファレンス事例の紹介コーナーを設け、5月9日まで展示を行っている。展示事例では、ナポレオンの食事を給食で再現したいが参考となる資料はあるか、岡源というお店について知りたいなど8件が紹介されている。
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