卸売市場及び3社と災害時応援協定
(2017年03月22日)
物資輸送拠点に
高崎市は、高崎市総合卸売市場と卸売3社と14日に、災害時の協力協定を締結した。
高崎市は、大規模災害に備えて、他の自治体や民間団体との応援協定を締結してきた。近年では、首都圏での大規模災害に備えた支援体制づくりや大雪時における対応など、高崎市と民間との連携が積極的に進められている。
今回の協定は、大規模災害が発生した場合、救援物資に輸送拠点として、高崎市総合卸売市場、ぐんま県央青果、群馬水産市場、群馬県中央園芸の施設や資器材、車両の提供、拠点運営に伴う人的協力をはかるもので、群馬県内では初の取り組みとなる。
大規模地震の際に、支援物資の集積場所の確保や積み降ろし作業に時間を要し、被災者に物資が届くまで時間がかかったことが課題として指摘されており、高崎市総合卸売市場の広い敷地と資器材を活用し、物資輸送拠点とすることで、課題の解決につなげていく。
高崎市では、これまでに群馬県トラック協会高崎支部、日本通運・佐川急便・ヤマト運輸とも協定を締結しており、災害時の輸送体制確保をはかっている。
高崎市は、昨年9月に、総合卸売市場を会場に、災害時のバックアップセンターの社会実験を行っており、行政と総合卸売市場、物流事業者との連携実績もある。
高崎市では、物流関連団体・企業と情報共有し、災害時の物資集積、輸送体制を更に充実させていく考え。
- 次の記事 健大を応援!満塁弾に歓声
-
前の記事 榛名の梅まつり