ノロウィルス12人感染し2人死亡

(2017年03月8日)

市内病院で集団感染

 高崎市保健所は7日、市内病院でノロウィルス集団感染があり、2名の死亡者が発生したことを7日に発表した。
 発表によれば、高崎市保健所が3日に病院から連絡を受け、翌4日に調査、指導を行った。ノロウィルスによる感染性胃腸炎の症状があるのは、2月20日から3月4日の間に入院患者11人、職員1人の計12人で、入院患者11人のうち2人が死亡した。ノロウィルスが確認されず感染性胃腸炎の症状が見られるのは患者23人、職員7人の合計30人。感染の原因については不明。
 死亡したのはともに80歳代の女性で、一人目が2月22日朝に発熱や嘔吐、下痢などの症状となり翌2月23日に脱水症により亡くなった。二人目は3月1日に発熱、嘔吐、下痢の症状となり、同日夜に誤嚥性肺炎で亡くなった。
 同病院では、ノロウィルス感染または症状のある患者などに対して個室管理または集約管理を行っている。同病院によれば、手洗い消毒については普段から感染対策マニュアルにもとづいて対応しているが、今回の感染を受けて、吐物・排泄物の処理、手洗い、消毒を厳重に徹底するという。
 高崎市保健所は、同病院に対して終息するまで指導するとともに、市内の病院に対して情報提供と注意喚起を行う。

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