襟を正し議会改革と透明性確保を

(2016年11月30日)

逆瀬川議長・林副議長を選出

 政務活動費の使途に不適切な支出があった問題で、高崎市議会の後閑太一議長(新風会)と渡辺幹治副議長(新風会)がそれぞれ議長、副議長を辞任し、30日の高崎市議会本会議で正副議長選挙が行われた。
 選挙の結果、議長に逆瀬川義久(さかせがわ・よしひさ)氏(51歳=公明党)、副議長に林恒徳(はやし・つねよし)氏(49歳=市民クラブ)が選出された。
 この日の本会議では副議長選が先に行われ、開票結果は林氏=20票、逆瀬川氏=12票、伊藤敦博氏(日本共産党高崎市議会議員団)=3票、無効票=3票。副議長選の次に行われた議長選は逆瀬川氏=19票、高橋美奈雄氏(市民クラブ)=12票、依田好明氏(日本共産党高崎市議会議員団)=3票。最大会派の新風会は自派候補を見送り、自主投票とした。
 政務活動費を巡る問題で、高崎市議会は正副議長の辞任に及んだ。新たに選出された逆瀬川議長は「政務活動費の検討委員会で議論し、一定の成果を示していきたい。高崎市議会が襟を正していく姿を市民に見ていただけるよう、議会改革についても議長としてリーダーシップをとっていく」、林副議長は「市民に納得していただけるよう、わかりやすさと透明性をはかるためにしっかりと取り組んでいく。課題と問題を整理し対応していく」と高崎新聞の取材に対して答え、高崎市議会の信頼回復について強い決意を示している。
 逆瀬川議長は、平成19年から3期目、建設水道常任委員会委員長など。林副議長は平成23年から2期目、市民経済常任委員会委員長など。

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