高崎市食材探しの旅 首都圏からシェフ5人が参加

(2015年08月29日)




料理人に直接、高崎市産の農産物をアピール

 高崎市産の食材を県外のシェフに紹介する高崎市食材探しの旅・シェフツアー(高崎市内産農産物広報活動実行委員会主催)が8月24日に行われた。5人のシェフは、イタリアン、広東料理、和食、フレンチと各方面から「良い食材があれば実際に使ってみたい」と参加した。
 高崎駅からマイクロバスに乗り、上滝町の江原養豚、JAたのふじ、吉井町のきのこの里、引間町の国府野菜本舗を視察。江原養豚はハーブ飼料を使用し、日本型有機畜産を目指す完全無投薬の養豚場で「えばらハーブ豚未来」を育てている。JAたのふじではなすの出荷作業を見学。「くろべえ」という品種は皮がしっかりしていて日持ちが良く、加熱調理に向いているという。きのこの里では、なめこの生産工場を見学。国府野菜本舗では、地元野菜で作ったジェラートを試食するなどし、生産者の声を直接料理人に伝え、高崎市の食材の魅力をアピールした。
 また、倉渕町から森農園の「グーズベリー(食用ほおずき)」を試食した。食用ほおずきは、甘酸っぱい味わいが特徴で西洋ではそのまま、あるいは加熱してスイーツなどに使われる。参加したシェフの一人は早速その場で食材を注文していた。イタリアンのシェフは「生産者の熱い思いを聞いて感動した。もっと高崎の農産物を知りたいので、個人的にも高崎を再び訪れたい」と話していた。
 シェフツアーは四年目で毎年1回行ってきたが、今後は季節を変えて年2回行う予定という。

高崎の都市力 最新記事

  • 株式会社環境浄化研究所
  • シネマテークたかさき
  • ラジオ高崎
  • 高崎市
  • 広告掲載募集中