世界に認められた長野堰
(2016年11月10日)
世界かんがい施設遺産登録
高崎市内を流れる長野堰が11月8日に「世界かんがい施設遺産」に決定されたことを受け、登録申請を行った長野堰土地改良区の大山善弘理事長らが9日に高崎市役所を訪問し、富岡市長に報告した。
「世界かんがい施設遺産」は、「国際かんがい排水委員会(略称ICID)」が認定する制度で、国内ではこれまでに13の施設が登録されており、今年は、国内施設では前年からの継続審査7件を含む14件が登録された。群馬県内では平成26年に登録された甘楽町の雄川堰に続く2例目。
富岡市長は「高崎市民が長野堰を大切にし、努力してきたたまもの。次の世代に伝えていけるよう協力したい」と登録を祝い、市民や子どもたちが長野堰について学べるビデオ教材の制作を提案した。
長野堰土地改良区の大山理事長は「登録の知らせを受け、ほっとしました。長野堰が世界に認められてたいへんうれしいです。これからも長野堰を地域の財産として守り、適正に維持管理して次世代に残していくことが使命と思っています」と喜びを語っていました。
長野堰を語りつぐ会の中嶋会長も同席し、富岡市長との懇談の中で、同会が制作して評価が高い高崎城下のジオラマ模型の活用についても意見交換された。
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