思いやりの心で「いじめゼロ」の高崎に
(2016年10月13日)
児童生徒の意見集を発行
高崎市教育委員会は、いじめ根絶の取り組みとして、いじめ防止こども会議に参加した児童生徒の意見をまとめ、作文集「いじめを防ぐために私たちが思うこと」を発行した。13日の高崎市議会総務教育委員会で報告した。
この作文集は、SNSにおける言葉のいじめをテーマに、市内各小中学校の代表児童生徒の意見をまとめたもの。
巻末で、全市の児童生徒代表がいじめについて話し合った「こどもいじめ防止会議」「リーダー研修会」、ラジオ高崎の放送で各校のいじめ問題について児童生徒が発表する番組「スマイル放送局」、これまでの高崎市のいじめ問題への取り組みが資料化されている。
児童生徒の意見として、SNSやメールでは相手の表情がわからず言葉が誤解を生むこと、相手の気持ちを考えることの大切さに気付いたこと、いじめを見たら勇気を出して行動することなど、いじめ防止会議に参加し、各校で話し合った内容について述べられている。友達に優しい言葉をかけ笑顔いっぱいの学校にしたい、明るく仲良く楽しい学校にしたい、勇気をもって行動できる学校にしたい、思いやりの心でいじめはゼロにできるなど、いじめのない学校づくりへの子どもたちの気持ちがあふれている。
高崎市教育委員会では、この作文集を各学校に配布し、いじめ根絶に向けて活用をはかっている。飯野教育長は、増刷して地域にも配布し、市民に子どもたちの気持ちを伝えたいと考えている。
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