平成28年度高崎市文化賞が決定
(2016年10月13日)
竹中三郎さん・石原征明さん・鈴木猶仙さん
平成28年度の高崎市文化賞が13日に発表され、伝統文化振興の竹中三郎さん(八島町・90歳)、地域史研究の石原征明さん(筑縄町・84歳)、茶道振興の鈴木猶仙さん(大橋町・75歳)の3人に決まった。
竹中さんは、高崎山車祭り保存会会長、高崎市区長会長をつとめている。昭和52年に高崎山車祭り保存会の中心メンバーとして設立に深く関わり、平成5年に同会会長に就任、長年にわたって山車の保存や巡行に貢献している。高崎市制100周年の記念の高崎まつりでは山車を保有する38町内の全参加に尽力し、高崎市100周年特別表彰を受けた。平成22年から高崎市区長会長として、本市のまちづくりに貢献している。
石原さんは、群馬県地域文化研究協議会名誉会長、高崎学検定委員会委員長、共愛学園前橋国際大学名誉教授をつとめる。市内中学校、県立高校で教諭を歴任、群馬県史編さんに携わった後、高崎市史編纂専門委員会委員として高崎市の市史編さんに尽力した。群馬県地域文化研究協議会の会長として地域文化振興や若手研究者の育成にも努めたほか、歴史文化の分野で多岐にわたり活躍している。平成22年石川薫地域文化功労賞受賞。平成24年に高崎学検定委員会委員として「高崎学検定」の設立に寄与し、平成27年には同委員会委員長に就任し、問題の作成や運営を取りまとめる重責を担っている。絹産業遺産群の世界遺産登録では「21世紀のシルクカントリー群馬」推進委員として研究と運動を展開した。
鈴木さんは、大日本茶道学会高崎支部支部長、群馬県茶道会会長、高崎茶道会筆頭相談役、群馬県教育文化事業団評議員をつとめる。25歳から華道教授活動に入り、高校生や門下生に育成にあたる。平成21年に群馬県功労者表彰、平成24年に文部科学大臣地域文化功労表彰を受けた。平成19年、22年、27年の3回にわたり高崎市の姉妹都市プルゼニ市で開催れた日本文化ワークショップで茶道講師をつとめるなど国際文化交流に貢献。また海外での華道展にも参加してきた。ロータリークラブ、プランジャパンで慈善活動にも取り組んでいる。
高崎市文化賞の授賞式は、11月7日(月)に行われる予定。
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