是枝裕和監督ティーチイン開催
(2016年08月17日)
13日から上映の『いしぶみ』のPRも
11日にシネマテークたかさきで、是枝裕和監督によるティーチインが行われた。
是枝監督は初監督作品の『幻の光』で高崎映画祭若手監督グランプリを受賞以来、高崎映画祭の授賞式やシネマテークたかさきでの舞台挨拶などにたびたび来高している。
今回は最新作である『海よりもまだ深く』(12日上映終了)の上映にあわせ、開催されたもの。客席は満席となり、中には県外から駆け付けた観客もいた。
同作品は、是枝監督が9歳から28歳まで実際に住んでいた団地で撮影されており、監督の自伝的なエピソードがいくつか盛り込まれている。
是枝監督からは、構想を練り始めてから映像化するまで約14年かかったことや前作『海街diary』の撮影の合間に撮影が行われたことなどが話された。また、観客から多くの質問があり、1つ1つに対して丁寧に回答をしていった。
ティーチイン終了後には、劇場内でサイン会が行われ、監督との交流を目的に長蛇の列が作られた。
是枝監督からは13日からシネマテークたかさきで上映されている『いしぶみ』(2016、日本)についてのPRがあり、「全滅といわれている旧制・広島二中の子どもたちの様子を朗読していく作品です。この時期に上映してもらえることは非常にありがたいこと。是非見ていただければと思います」と話があった。
『いしぶみ』は26日まで上映されている。
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