高崎市とバス事業者が防災協定

(2016年08月8日)


群馬県内で初めて

 高崎市は、大規模災害に備え、高崎市内のバス事業者6社と協定を7月29日に締結した。バス事業者との災害時応援協定の締結は、群馬県を含め、県内自治体では初めて。
 協定を結んだのは、群馬コープ観光株式会社、上信電鉄株式会社、株式会社群馬バス、美山観光バス株式会社、株式会社上信観光バス、多野観光株式会社で、高崎市内の全てのバス事業者となる。
 協定内容には24時間連絡体制の確立やバスによる被災者の輸送が盛り込まれた。高崎市によれば、大規模災害が発生した場合、駅は帰宅困難者であふれることが想定され、避難場所までの輸送が必要であったり、また災害後の経過に応じて、避難所生活者を別の避難所まで輸送するケースも見受けられるという。高崎市では、災害時の協定を市内の全バス事業者6社と締結しておくことで、災害時のスムーズな支援活動が行えると考えている。協定を締結した6社の合計で約200台のバスを所有し、災害時に大きな力を発揮することが期待できる。
 また、バス会社の代表からは「災害時に道路の被災状況等の情報提供をお願いしたい」と要望があり、富岡市長は情報共有していきたいと考えを示した。

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