上野三碑ロゴマークが決定
(2015年08月20日)
三碑シルエットに筆文字ロゴ
高崎市教育委員会は、世界記憶遺産の登録をめざしている上野三碑(多胡碑、山上碑、金井沢碑)のロゴマークを19日に発表した。
7世紀後半から8世紀前半に建立された上野三碑は、全国でも最古級の石碑群として高い価値を持っており、現在、世界記憶遺産への登録に向けた取り組みが進められている。
高崎市教育委員会は、上野三碑の価値や魅力を広くPRし、世界記憶遺産登録を後押しする事業として、6月から7月にかけ三碑のロゴマークを一般から公募した。全国、30都道府県、9歳から94歳まで263点の応募があり、優秀作品として、前橋市のデザイナー、宮川詳子さんと千葉県の筆文字創作業、小島明子さんの作品が選ばれ、二人の作品を選考委員のデザイナー佐藤正幸さんが合成し、上野三碑のロゴマークとして構成した。
このロゴマークは、石碑のシルエットと筆文字、赤い緋色が印象的なデザインとなっており、高崎市教育委員会では、インターネットの上野三碑特設サイトやパンフレットに、さっそく使っていきたいという。
表彰式は8月21日に行われる予定で、宮川さんと小島さんに表彰状と賞金、記念品が贈られる。
また、文部科学省の6月の発表によれば、2016年に申請する世界記憶遺産の国内公募には上野三碑など16件の申請があり、9月のユネスコ記憶遺産選考委員会で審査し、このうち2件を申請物件として決定することになっている。
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