基幹産業が回復し高崎市の総生産額6・3%増
(2016年04月7日)
25年度経済計算/東毛の製造業が好調
群馬県は、平成25年度「市町村民経済計算結果」をこのほど示した。
発表によれば、平成25年度の県内総生産は名目で7兆8250億円、前年度と比べ4・0%増加で、4年連続の増加となった。県内35市町村のうち、25市町村で前年度を上回り、10市町村が下回った。
県では、平成25年度の群馬県経済は、前年から続く旺盛な民間設備投資と、積極的な財政政策が行われたことにより、建設投資が盛り上がりを見せたとしている。また、日本経済の回復に伴って国内市場が活気を取り戻し、海外市場の好調で輸送機械を中心に、製造業が県内経済を牽引したと見ている。太田市、大泉町など県東部の増加率が最も大きく7・5%増で、次いで西部地域の3.5%増となっている。
高崎市の総生産額は、県内で最も大きい1兆3422億円で、低調だった前年度と比べ6・3%増加した。
高崎市の産業別の総生産額では、製造業が3067億円で前年度を大きく20%上回り、前年度にやや落ち込んだ小売業・卸売業も3・7%増の1938億円になるなど、高崎市の基幹産業に回復の兆しが見えた。
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