群馬青年ビエンナーレ2021

(2021年07月26日)

若いアーティストたちの可能性あふれる作品たち

群馬県立近代美術館で隔年開催されている、次世代を担う若い世代のアーティストを対象とした全国公募の展覧会「群馬青年ビエンナーレ」の入選・入賞作品50点が決定。7月17日(土)から展示が始まった。

 

16歳から30歳までの若きアーティストによる作品が、今回は全国から459点の応募が集まった。50点の入選作品の中からさらに入賞審査が行われ、山本千愛(ちあき)さんのインスタレーション作品《次にくる日のための―(One for coming days)》が大賞を受賞した。作者自身が長さ12フィートの木材を持って群馬県から福岡県までを徒歩で移動するというプロジェクトを映像や日記などで記録し、インスタレーションとして表現したもの。持ち歩くのも不便な木材とともに、道中の予想外の出来事や様々な出会いが記録していたが、新型コロナウイルス感染拡大により行程は山口県までで中断。それらをすべて包括して表現の可能性を打ち出した作品となっている。

 

そのほか会場には優秀賞、奨励賞、ガトーフェスタハラダ賞を受賞した7点含む、全50点の絵画・立体・インスタレーション・映像などの作品が並ぶ。アートと社会の現在を見せてくれる若き才能の未来へのまなざしや熱気のこもった表現の数々を感じる展覧会となっている。

 

会場:群馬県立近代美術館 展示室3、4、5

開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

休館日:月曜日(8/9と8/16は開館)、8/10(火)休館

観覧料:[一般]300円 [大高生]150円

※中学生以下、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料

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