岸恵子さん、当時の思い出を語る
(2016年03月28日)
高崎映画祭授賞式
第30回高崎映画祭の授賞式が27日に群馬音楽センターで行われ、最優秀主演男優賞のオダギリ・ジョーさん、最優秀作品賞の塚本晋也監督、最優秀監督賞の橋口亮輔監督、第30回記念特別賞の岸恵子さんらが登壇し、受賞の喜びを語りました。
小栗康平監督の作品「FOUJITA(フジタ)」に出演し、今回の最優秀主演男優賞に輝いたオダギリ・ジョーさんは、「高崎映画祭は人生で初めて賞をいただいた場所で、人生の1ページです。FOUJITAは、わかりにくい映画ですが、プロが見れば何がやりたいかよくわかる映画です。高崎映画祭は、目利きだとあらためて思いました。」
と受賞の喜びを語りました。
また、群馬交響楽団の草創期を描いた映画「ここに泉あり」に出演し、第30回高崎映画祭を記念する特別賞を受賞した岸恵子さんには、ひときわ大きな拍手がおくられた。
岸さんは撮影のエピソードを語り「高崎にうかがった時、私はまだ21歳。亡くなった岡田英次さん、小林桂樹さん、加東大介さん、三井弘次さん、映画に出演した皆さんの賞としていただきます」と、60年前に思いを馳せていた。
今回の受賞式では、群響の大友直人監督、宇津木妙子さん、絲山秋子さんがゲストプレゼンテーターとなった。大友監督は「群響が70年間の活動を続けて来られた支えは、ここに泉ありだったと思う」と述べた。第30回を契機に映画と音楽、群響が深く結びつけられた。
高崎映画祭では、「ここに泉あり」を、4月8日(金)午後1時30分から電気館で無料上映する。
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