大友監督「世界の音楽家が高崎へ」

(2015年11月23日)

観客のアンコールに応える群馬交響団

70周年で群響の飛躍を

 戦後の荒廃の中、音楽で高崎の復興めざそうと、昭和20年に創立した群馬交響楽団の70周年記念演奏会メイン公演が21日(土)に群馬音楽センターで行われた。
 群馬交響楽団・音楽監督の大友直人さんの指揮、バイオリンに諏訪内晶子さんを迎え、芥川也寸志/管弦楽のための音楽、ベートーヴェン/バイオリン協奏曲ニ長調、デュティユー/交響曲第1番が演奏され、満場の来場者を魅了した。
 演奏後に行われたファンとの交流でコンサートマスターの伊藤文乃さんは、「30年以上前、草津国際音楽アカデミー1期生として参加した思い出がよみがえりました。今日は、群響の歴史の重みをかみしめながら演奏しました。群響は、これからも進化し続けます」と語った。
 音楽監督の大友さんは「70年にわたってオーケストラが活動を続けることは決してやさしいことではありません。市民、県民に支えられたことに感謝し、これからも、愛され、期待され、楽しませるオーケストラであり続けたいと思います」とあいさつするとともに、「世界の優秀な音楽家が高崎に集まってくるのが理想の姿。若い作曲家にチャンスを与えることも必要で、必ずやりたい。幅広い音楽活動を行っていきたい」と意欲を見せていた。

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