企画展 田島家資料の世界
(2018年11月22日)
高崎藩右筆の田島家秘蔵の新資料
江戸時代の高崎藩で右筆を務めた田島家が長らく保管してきた古文書などを紹介し、当時の高崎藩の様子や出来事をありありと感じることができる企画展「田島家資料の世界」がかみつけの里博物館で開催中だ。12月24日(月)まで。
田島家資料は平成29年に高崎市に寄贈された。寄贈者は、長年中学校で教鞭をとり現在は郷土史研究家として『たかさき町知るべ:高崎の町名由来』などの著書で知られる田島桂男氏。田島家は江戸時代の高崎藩で文書などを管理するお役目“右筆”を務めており、現在に至るまで貴重な歴史的資料を代々守り続けてきた。今回公開される資料は、事細かな図解で鎧の着方などを示してある『武備抄』、将軍家に嫁ぐ皇女和宮の行列が上豊岡‐岩鼻間を通る際に高崎藩が警護した様子を記した絵図、浅間山噴火の経過を克明に記録した『癸卯災異記』など歴史的出来事とそれに直面した当時の高崎や人々に思いを巡らせることのできる見ごたえのある古文書たちだ。
また期間中は田島桂男氏による記念講演会や、関連展示として田島氏の父で歌人として活躍した田島武夫氏と、高崎が生んだ近代俳句の巨星・村上鬼城との交流を示す資料などの展示が中央図書館で同時開催される。
会場:かみつけの里博物館
会期:2018年11月10日(土)~12月24日(祝・月)
開館時間:午前9時30分~午後5時 ※最終入館は閉館30分前まで
休館日:火曜日
観覧料:[一般]200円 高・大学生100円 ※65歳以上と中学生以下は無料
問合せ:かみつけの里博物館 TEL.027-373-8880
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