第9回上野国分寺まつり
(2018年10月25日)
総勢218名の華麗な天平行列
古代東国文化の中心地としての繁栄ぶりを今に伝える史跡・上野国分寺跡を会場に、奈良時代の煌びやかな天平文化にふれるイベント「上野国分寺まつり」が10月28日(日)に開催される。
聖武天皇が仏教の力で国難を収めようと、奈良の東大寺とともに全国に建立した国分寺。古代東日本をリードする上野国(=群馬)には上野国分寺・尼寺が建てられ、あらゆる知恵と情報が集まる政治と文化の中心だった。長大な築垣で囲まれた東西約220m南北約235mの広大な敷地の中に、本尊の釈迦像を祭る金堂と高さ60.5mもの荘厳な七重塔がそびえ立っていたとされている。
現在は金堂と塔の基壇や築垣が復元され、当時の上野国分寺のスケール感などの一端を感じることができるが、この「上野国分寺まつり」ではそれに加えて、天平時代の衣装を再現した200名以上の壮麗な行列と儀式を行われ、日本の歴史上でも特にグローバルさや優美さを誇った天平文化の華やかさを存分に感じることができる。また、今年から聖武天皇と光明皇后の衣装も再現され、行列を率いるというので注目だ。
また、来場者が天平衣装の着付け体験ができるコーナーや、野外ステージでは地元の群馬中央中学校演劇部による歴史劇「上野国分寺物語」の上演もあり、古代天平ロマンをたっぷり味わえる一日となる。また国府の特産がたっぷり詰まった“国府鍋”のふるまいや国府白菜、国府人参などが登場する屋台村で地元グルメも楽しめる。
会場:上野国分寺跡
日時:2018年10月28日(日) 午前9時~午後3時40分予定
※天平の衣装行列は午前11時から
※雨天の場合は一部イベンをを中止
問合せ:高崎市群馬支所地域振興課 TEL.027-373-2604
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