萩尾望都SF原画展
(2018年07月9日)
宇宙にあそび、異世界にはばたく
1970年代の黄金期から現在まで少女漫画界をけん引し、少女漫画家として初の紫綬褒章を受章した萩尾望都の原画展が7月14日(土)から9月9日(日)まで高崎市美術館で開催される。『ポーの一族』など不朽の名作を生み、幅広いジャンルを題材に文学的で類まれなる作品世界で”少女漫画の神様”とも呼ばれる萩尾望都。今回は多くの萩尾作品の中でもSF作品にスポットを当てた展示となる。
『ポーの一族』『トーマの心臓』でのブレイク後、1975年に宇宙船を舞台にした『11人いる!』を発表。当時の少女漫画では異例の本格SF作品、そして緻密で華麗な世界観が衝撃を与えた。以後も数々のSF名作を世に送り出し、80年代には『スター・レッド』『銀の三角』『X+Y』で3度も星雲賞を受賞するという偉業を成し遂げた。2000年代に入っても多くのファンを魅了し『バルバラ異界』で日本SF大賞を受賞。
展覧会では、日本の少女漫画史におけるSFの黎明期を担った萩尾望都のカラーイラストレーション、コミック生原稿など、約400点のSF原画が大集合し、宇宙の星々がきらめき、異世界がひろがる圧倒的な世界へと美術館が変貌する。
会期中は、スペシャルゲストに浦沢直樹を招いての「萩尾望都トークショー」(参加申込は終了)、イラストワークショップなども開催される。今も昔も、幅広い世代の胸をときめかせる萩尾ワールドと少女漫画の世界を夏休みに満喫してほしい。
会場:高崎市美術館
会期:2018年7月14日(土)~9月9日(日)
開館時間:午前10時~午後6時(金曜日のみ午後8時まで)
※入館は閉館30分前まで
休館日:月曜日 ※7/16(祝)は開館し、翌7/17(火)は休館
観覧料:[一般]600円 [大高生]300円
※20名以上の団体は割引料金
※65歳以上と中学生以下は無料
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた方および付添いの方1名は無料
問合せ:高崎市美術館 TEL.027-324-6125
- 次の記事 外国人による北関東4市動画コンテスト
-
前の記事 ホテル招致調査業務の事業者選定