生誕100年のバーンスタイン/第538回定期演奏会

(2018年05月15日)


カップリングの妙が際立つプログラムに期待

群馬交響楽団の第538回定期演奏会は、5月19日(土)に群馬音楽センターで開演。今回は生誕100年のレナード・バーンスタインの曲がプログラムに組まれた。直接バーンスタインから指導を受けたことがあり、自らもバーンスタインの大曲を何度も上演してきた日本のマエストロ井上道義を指揮に迎えての演奏会。

 

ピアノソロの入った交響曲第2番「不安の時代」は、第二次大戦末期の時代背景を汲む骨太なシンフォニー。世界で幅広く活躍するピアニスト福間洸太朗と群響がどう表現するのか聴きどころ。また、バーンスタインの代表作ミュージカル《ウエストサイド・ストーリー》の中からオーケストラ版に再構築した「シンフォニック・ダンス」も演奏され、バーンスタインの多面的な魅力が感じられるプログラムだ。

 

さらに、バーンスタインと同時代を生きた旧ソ連のショスターコヴィチのバレエ組曲《黄金時代》作品22aと交響曲第1番ヘ短調作品10も上演。こちらも交響曲全曲演奏プロジェクトを大成功させショスターコヴィチの神髄を知る井上道義の十八番。マエストロがどんなコントラストで聴衆を楽しませてくれるか期待したい。

 

会場:群馬音楽センター

開演:5月19日(土)午後6時45分開演(午後6時開場)

※渡辺和彦氏(音楽評論家)によるプレ・コンサート・トークは午後6時20分から

チケット:《指定席》[S席]4,600円 [A席]4,100円 [B席]3,600円、《自由席》[C席]2,100円

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