宮崎学『イマドキの野生動物』展
(2023年07月7日)
寝起きの伸びをするムササビなど
自然と人間をテーマに、社会的視点にたった「自然界の報道写真家」として日本中の自然を観察する、写真家・宮崎学の展覧会『イマドキの野生動物』が高崎市美術館で開催中だ。
長野県の中央アルプスの麓、上伊那郡南向(みなかた)村で生まれた宮崎学は、伊那谷の自然豊かな環境を活かして写真家活動を開始。自作の赤外線センサー付きロボットカメラを駆使して撮影困難な野生の哺乳類や猛禽類の姿をカメラにおさめ続け<けもの道>シリーズなどで独自の分野を開拓した。
また、人間の生活空間近くに出没する野生動物や、外来動物の影響など、動物の生態を通して人間社会を浮き上がらせる社会性のあるテーマにも取り組んでいる。
今回の展覧会では、半世紀にわたる宮崎の作家活動の軌跡をたどりつつ、「動物たちの住む森を動物の目線で見る」をコンセプトに人間の目が及ばない世界をみごとに写し出す最新シリーズも紹介。黙して語らぬ自然の姿を見るものに伝える。
会場:高崎市美術館
会期:2023年6月24日(土)~9月3日(日)
開館時間:
〈美術館〉午前10時~午後6時(金曜日のみ午後8時まで)
〈井上邸〉午前10時~11時、午後2時~4時
〈庭 園〉午前10時~午後6時
※入場は閉館30分前まで
休館日:6/26、7/3、7/10、7/18、7/24、7/31、8/7、8/14、8/21、8/28
観覧料:[一般]600円 [大学・高校生]300円
※中学生以下と65歳以上は無料
※団体割引、インターネット割引あり
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた方および付添いの方1名は無料
問合せ:TEL.027-324-6125
- 次の記事 企画展「大江戸の賑わい」
-
前の記事 飯野教育長が辞職、逝去