タワー美術館「サイズ!」展
(2020年12月2日)
歌川国芳《浮世又平名画奇特》1853年
松本哲男《アジャンタ》1990年
横山大観《秋雨》
大きさから作品を見る
絵画作品の“大きさ”に焦点を当てたユニークな展示「サイズ!―大きさから作品を見る」が11月21日(土)から高崎市タワー美術館で始まった。画面の内側だけでなく外枠やサイズにも意識を向けることで、新しい視点での鑑賞体験にいざなってくれる展示だ。
制作目的や意図によって描き手は大小さまざまなサイズを選択するが、一方でそのサイズの画面だからこそ描かれる作品世界というのもある。また、最近では日本画も額装が多く号数でサイズを表しているが、軸や屏風に描かれてきた伝統から、幅に基づき尺寸でサイズを表すなど独自のサイズ感の中で発展してきた。
あらゆるサイズの日本画が並ぶタワー美術館で、改めて作品ひとつひとつの大きさに注目しながら、いつもと違った楽しみ方で日本画鑑賞を堪能してほしい。
会場:高崎市タワー美術館
会期:2020年11月21日(土)~2021年1月24日(日)
開館時間:午前10時~午後6時(金曜日のみ午後8時まで)
※入館は閉館30分前まで
休館日:月曜日、年末年始(12/28~1/4)
※月曜が祝日の場合は開館し、翌火曜日休館
観覧料:[一般]200円、[大学・高校生]160円
※中学生以下と65歳以上は無料
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた方と付き添い1名は無料
問合せ:TEL. 027-330-3773
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