特別企画展「古代と今をつなぐ牛伏の嶺」
(2020年11月13日)
吉井郷土資料館
江戸時代の吉井藩、馬庭念流、特産の吉井火打金にまつわる資料や、自然史・原始から現代までの吉井の通史的資料などを展示している高崎市吉井郷土資料館で、牛伏山の魅力と歴史を広く伝える特別企画展「古代と今をつなぐ牛伏の嶺」が始まった。
高崎市吉井町の南部にあり、牛が伏せているような山の形から名づけられた牛伏山。ぐんま百名山の一つでもあり、一郷山や金比羅山などの別名を持ち、『多胡の嶺』と万葉集の和歌で詠まれるなど、古代から現在まで物心両面で周辺の人々の暮らしを支えてきた。今回の企画展では、万葉集をはじめ、周辺の山から切り出される多胡石、麓にあった古代の瓦や須恵器などを焼いた窯跡、現在の展望台所在地にあった戦国時代の山城、近世の古文書などの歴史資料を手掛かりに、牛伏山やその周辺がどのように活用されてきたのかを紹介する。
特別展で歴史をたどったあとは、穏やかな初冬の牛伏山の自然も堪能してみてほしい。
会場:高崎市吉井郷土資料館
会期:2020年11月5日(木)~12月25日(金)
開館時間:午前9時30分~午後4時30分
休館日:月曜日(月曜が祝日の場合は開館し、翌火曜日が休館)
入館料:無料
問合せ:TEL.027-387-5235
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