企画展「金井沢碑の遺産~古代豪族と仏教~」
(2020年10月23日)
『世界の記憶』登録三周年記念
日本に現存する石碑の中で最古の石碑群であり、ユネスコ『世界の記憶』にも登録されている上野三碑。その中のひとつである金井沢碑にスポットを当てた企画展「金井沢碑の遺産~古代豪族と仏教~」が、10月28日(水)から多胡碑記念館で始まる。
奈良時代の前半にあたる神亀3年(726)に地域の豪族たちによって建立された金井沢碑の碑文からは、仏教による豪族間の結びつきや家族関係、当時施行されていた『国郡郷里制度』『戸籍制度』などをうかがい知ることができる。また、『群馬』という言葉が表されたものとしては金井沢碑に刻まれたのが県内では初めての事例であり、あらゆる歴史を語る上で重要な存在だ。今回の展示では、石碑に刻まれた豪族について深く掘り下げ、県内の豪族の存在を示した文字資料や、豪族が営んだ寺院に関する資料等を紹介して、金井沢碑建立の歴史的背景を探っていく。
また、展示内容をさらに深く知ることができる解説会を会期中の毎週日曜日に事前申込制で開催する。
会場:多胡碑記念館2階 企画展示室・拓本のへや
会期:2020年10月28日(水)~12月6日(日)
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は閉館30分前まで)
休館日:月曜日(11/23は開館して11/24休館)
観覧料:無料
※ユネスコ「世界の記憶」登録を記念して会期中を含め2021年3月31日まで観覧無料
問合せ:TEL.027-387-4928
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