2月29日は金井沢碑へ行こう

(2020年02月21日)


石碑が建てられた日

日本に現存する石碑の中で最古の石碑群であり、ユネスコ『世界の記憶』にも登録されている上野三碑。その中のひとつである金井沢碑は、碑文の最後に〈神亀三年丙寅二月廿九日〉と刻まれており、今から1294年前の神亀三年(726年)の2月29日に石碑が建てられたと考えられている。4年に1度のうるう年にしかやってこない貴重な金井沢碑の記念日を盛り上げようと、今年の2月29日(土)は金井沢碑と多胡碑記念館でイベントが行われ、記念証のプレゼントやあったかおでんが振舞われ、三碑各所でも解説会が行われる。

 

金井沢碑は、三家氏(みやけし)を名乗る豪族が、先祖の供養と一族の繁栄を祈って建てた石碑で、三家氏は上野三碑の中の最古・山上碑を建てた豪族の子孫であると考えられている。

 

碑文では、9人の名前が記されるとともに一族が天地に誓い仏に仕えることを誓い合っていて、古代東国での仏教の広がりや家族関係、行政制度の実態などを知る貴重な手掛かりとなっている。

 

2月29日(土)当日は、金井沢碑では午前10時から午後3時まで来場記念証のプレゼントや学芸員による解説、先着100人におでんの振舞いが行われる。また、多胡碑記念館では金井沢碑をもっとよく知る歴史カードの配布、山上碑・多胡碑でもボランティアによる解説が行われるので金井沢碑に加え三碑めぐりで楽しんでほしい。

 

会場:金井沢碑、多胡碑記念館ほか

日時:2020年2月29日(土) 

[多胡碑記念館] 午前9時30分~午後4時30分 [金井沢碑] 午前10時~午後3時

参加費:無料

問合せ:多胡碑記念館TEL.027-387-4928

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