暁斎×暁翠
(2020年01月20日)
親子で挑んだ画の真髄
幕末から明治にかけての激動の時代に圧倒的な描写力で活躍した日本画家・河鍋暁斎と、その娘で女性日本画家の先駆者となった暁翠の画業を紹介する展示「暁斎×暁翠」展が1月25日(土)から高崎市タワー美術館で始まる。
幕末から明治前半の江戸・東京で活躍した絵師・河鍋暁斎は、7歳で浮世絵師・歌川国芳の門弟となり、その後狩野派で学び絵師となったが、幕末‐明治維新‐文明開化と大きく揺れ動く時代の中で生来のバイタリティと圧倒的な描写力で、ジャンルにとらわれず縦横無尽に作品を生み出し最晩年は国際的にも高く評価された。
明治元年に生まれた娘の暁翠は幼い頃より父・暁斎の手ほどきを受け、その豊かな彩色が高く評価され、草創期の女子美術学校で教師を務めるなど画家として幅広く活動した。
今回の展示では、学べるものすべてを取り込みあらゆるジャンルを描き尽して激動の時代を走り抜けた暁斎と、父譲りの画力とユーモアを受け継いだ暁翠の、自由闊達で幅広い題材の作品およそ140点を紹介する。会期中は作品解説会や記念講演会なども行われる。
会場:高崎市タワー美術館
会期:2020年1月25日(土)~3月22日(日)
開館時間:午前10時~午後6時(金曜日は午後8時まで)
休館日:月曜日、祝日の翌日
※月曜が祝日の場合は開館し翌火曜休館 ※3/21は開館
観覧料:[一般]500円 [高・大学生]300円
※中学生以下と65歳以上は無料
※20名以上の団体は割引料金
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた方と付き添いの方1名は無料
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