かみつけの里 特別展「飾り太刀」
(2019年12月4日)
話題の金井東裏遺跡の出土品も初公開
榛名山麓の古墳時代の人々の営みに触れることができる保渡田町の考古博物館・かみつけの里博物館で特別展「飾り太刀~武器からみた古墳時代のぐんま」が12月14日(土)から始まる。古墳に副葬されていたきらびやかで大きな刀に焦点を当て、埋葬された人物の姿や古墳時代の群馬の様子に迫る。また、『甲を着た古墳人』で一躍話題となった渋川市の金井東裏遺跡から出土した太刀もこの展示で初公開となる。
当時、権威の象徴として儀式などで用いられた飾り太刀。畿内に次ぐ古墳王国であった古代東国の群馬では、東日本で最も多くの飾り太刀が出土している。金銀などの希少金属できらびやかに飾られた大きな刀は、それを所有していた人物の財力や権力や文化度など沢山のことを物語る貴重な資料だ。今回の展示では、高崎周辺に加え東毛地域の出土品も集まるほか、東京国立博物館から里帰り展示される『双鳳環頭大刀』、金井東裏遺跡出土の初公開資料『素環頭大刀』など群馬の飾り太刀が一堂に会する。また、古墳時代当時の飾り太刀のきらびやかな姿をよみがえらせた復元資料も登場し、来る人の目を楽しませる。会期中は飾り太刀にまつわる連続講座や学芸員による解説会も開催。
会場:かみつけの里博物館 企画展示室
会期:2019年12月14日(土)~2020年3月2日(月)
開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は閉館30分前まで)
休館日:火曜日、12/28~1/4 ※2/11は開館し翌日休館
観覧料:[一般]200円 [高・大学生]100円
※65歳以上と中学生以下は無料
問合せ:TEL.027-373-8880
- 次の記事 開館15周年記念 ベスト・オブ・茂木正男
-
前の記事 ペガサスに16選手が入団