収蔵品展「草木染の美・冬」
(2019年12月2日)
正月にあわせ吉祥文様の藍染など展示
観音山の白衣観音の南に8.5ヘクタール以上の染料植物が育つ染色のテーマパーク、高崎市染料植物園の染色工芸館で12月5日(金)から収蔵品展「草木染の美・冬」が始まる。古くから伝えられてきた日本の染織文化の魅力を季節に合わせたテーマで紹介する展示で、今回は正月を控え吉祥文様やおめでたい柄が描かれた染織品などが並ぶ。
注目は、出雲地方の伝統技法『筒描染』により繊細な濃淡で染め上げられた祝い風呂敷。出雲地方では祝い事の際に家紋や吉祥文様を染め抜いた風呂敷を用意する風習があり、今回の展示では家紋の代わりに高崎市の市章と鶴亀・松竹梅のおめでたい柄の入った藍染風呂敷が登場する。
また、植物園の中では正月飾りに欠かせない南天が赤く色づくなど、冬の訪れがそこかしこで感じられる。きりっと澄んだ空気の中で感じる冬の植物たちのしなやかな美しさもぜひ堪能してほしい。
会場:高崎市染料植物園 染色工芸館
会期:2019年12月5日(金)~2020年2月11日(火・祝)
開館時間:午前9時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
休園日:月曜日、祝日の翌日、12/28~1/4
入館料:[一般]100円 [大高生]80円
※20名以上の団体は割引料金
※中学生以下と65歳以上は無料
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた方および付き添いの方1名は無料
問合せ:高崎市染料植物園TEL.027-328-6808
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