佐藤イチダイ「パッチワークマスク」展
(2019年11月28日)
ビエントアーツギャラリー
50年の歴史を持つ高崎問屋街に新たな風を吹かせるアートの発信拠点・ビエントアーツギャラリーで、佐藤イチダイの個展「パッチワークマスク」が始まった。問屋街とアートの化学反応による文化発信プロジェクトにより毎月企画されている展覧会で、今回は“コミュニケーション”の不確かさや危うさを絵画で表現する作家・佐藤イチダイのペインティングとドローイングの作品が新作も含め計13点展示される。
断片的な図像や要素を寄せ合わせたような表現で『コミュニケーション』という事象に迫る佐藤イチダイは高崎市出身。多摩美術大学で油画を学び、現在は東京・町田を本拠地に全国で個展や芸術祭で表現活動を展開。2009年と2013年の中之条ビエンナーレにも出品した。インターネット上で当たり前となりつつある非対面でのやりとりに求められる高度さとそこに潜む危うさや、絶えず保存・記録され続けていくデジタル社会の中でのコミュニケーションの不確実さが露わとなる中で、佐藤は顔を覆う“マスク”をテーマに図像の組み合わせや差異、イメージの反覆/継ぎ接ぎから構成した絵画作品で『コミュニケーション』の本来の価値を模索し作品に映し出す。
会場:ビエントアーツギャラリー(ビエント高崎1階西側)
会期:2019年11月23日(土)~12月30日(月)
時間:午後0時30分~午後6時30分
入場:無料
定休:火・水・木・金曜日
問合せ:TEL.080-9542-5241
- 次の記事 高崎市の文化振興に尽力
-
前の記事 OKB48選抜総選挙