古橋香「泥濘の島」展
(2019年10月16日)
ビエントアーツギャラリー
50年の歴史を持つ高崎問屋街に新たな風を吹かせるアートの発信拠点・ビエントアーツギャラリーで、画家・古橋香の個展「泥濘の島」が開催中。問屋街とアートの化学反応による文化発信プロジェクトにより毎月企画されている展覧会で、今回は新進作家の登竜門で相次いで受賞するなど注目を集める作家の新作が並ぶ。
筑波大学を卒業後、東京や茨城を中心に制作展示活動を行っている古橋香。今年行われた国際現代芸術祭・中之条ビエンナーレにも参加し、四万温泉の清澄な山なみと水をモチーフにした作品で多くの人の心を潤わせた。色彩のストローク、点、滲みなどの抽象的なかたちを用いた独自の表現で、FACE展2019(損保ジャパン日本興亜美術賞展)やシェル美術賞2018などで受賞が相次ぎ注目を集めている。今回の個展では、暗い色に着目して“泥”を想起させるような新作が並び、暗い色から放たれる光や泥水の中にありながらもなお輝くものについて表現している。
会場:ビエントアーツギャラリー(ビエント高崎1階西側)
会期:2019年10月12日(土)~11月17日(日)
時間:午後12時30分~午後6時30分
入場:無料
定休:火・水・木曜日
問合せ:TEL.080-9542-5241
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