村上郁「光のひとつ」展
(2019年07月17日)
ビエントアーツギャラリー
50年の歴史を持つ高崎問屋街に新たな風を吹かせるアートの発信拠点・ビエントアーツギャラリーで、村上郁の個展「光のひとつ」が7月19日(金)から始まる。問屋街とアートの化学反応による文化発信プロジェクトにより毎月企画されている展覧会で、群馬県を活動拠点にするアーティストの新作を含めた近年の代表的な作品を展示販売している。
今回の展覧会では村上郁による光や灯りを用いたインスタレーション作品が並ぶ。多摩美術大学を卒業後渡英し現代アートを学んだ村上は、前回と前々回の中之条ビエンナーレをはじめ個展や芸術祭、企業とのコラボレーションプロジェクトなど多方面で活躍。同時に存在しえないはずのふたつの状態を感じられることを可能にする、未体験の場を作り出そうという手法で様々なテーマにアプローチして制作活動を行っている。近年は光に影響される知覚について、中でも特に見えない光を“ほのめかす”という状況を深く探求。今の時代の経済や社会、自然や生命観を映す鏡として光や灯りを捉えている。
会期中は7月20日(土)午後4時から村上郁本人によるトークイベントとレセプションパーティーを開催。作家自身の解説により作品を鑑賞することでより奥深くアートを楽しむことができる。イベントへの参加については予約不要なので当日気軽にギャラリーへ。
会場:ビエントアーツギャラリー(ビエント高崎1階西側)
会期:2019年7月19日(金)~8月26日(月)
時間:正午~午後6時
入場:無料
定休:火・水・木曜日
問合せ:TEL.080-9542-5241