浅野暢晴「旅するトリックスター」展
(2019年06月18日)
ビエントアーツギャラリー
50年の歴史を持つ高崎問屋街に新たな風を吹かせているアートの発信拠点、ビエントアーツギャラリーで浅野暢晴の個展「旅するトリックスター」展がスタートした。問屋街とアートの化学反応による文化発信プロジェクトで、毎月企画される展覧会では、群馬県を活動拠点にするアーティストの新作を含めた近年の代表的な作品を展示販売している。
今回は、陶を素材とした3本足の異形の彫刻を作っているアーティスト浅野暢晴の作品展。大きさや形が様々なこの3本足の作品達はみな『トリックスター』と呼ばれているが、2018年からはこのトリックスター達を宅配便という“乗り物”に乗せ、全国各地に送る(=旅する)プロジェクトも行っている。自分のもとに届いたトリックスターを鑑賞者が手にとったり、家の様々な場所に飾ったり、持ち歩いたり、一緒に生活したりすることで、ギャラリーの展示台の上にある彫刻を眺める以上の濃厚な鑑賞体験にいざなうことを狙っている。
今回の展示では、彫刻作品トリックスターの実物とともに、全国各地の旅先での写真も展示される。見れば見るほど、おかしみやかわいらしさを感じ愛着がわいてくる不思議な存在トリックスター。旅のもようは、SNS投稿との連動も活発なので、そちらも楽しみつつビエントアーツギャラリーでの展示を堪能してほしい。
会場:ビエントアーツギャラリー(ビエント高崎1階西側)
会期:2019年6月14日(金)~7月15日(月)
時間:正午~午後6時
入場:無料
定休:火・水・木曜日
問合せ:TEL.080-9542-5241
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