子育てコーチング講座 @新町公民館

(2016年06月3日)


自分を認め、子どもを認め、共に自己肯定感を育み成長していく

 5月19日新町公民館で町内の教育関係者や父母を対象に、子育てコーチング講座を開いた。コーチングとは、質問に答えることで自分の本心に気づき、夢の実現や人間関係の向上等に向けて行動を促すことを基本とする技術で、近年、企業や個人、家庭などでも取り入れられ始めている。
 この日は銀座コーチングスクール群馬クラス代表(伊勢崎市)講師・宇野紳一さんとアシスタント講師の山口涼子さんが登壇。子育てに悩む親向けに、ワークを通して意見交換しながら、「まずは親自身が自分を認め」「子供を認め」「共に自己肯定感を育むことで成長していくこと」について学んでいった。
 宇野さんは、「人はお互いに影響し合っている。自分の状態が良ければ周りの人にも良い影響を与える。まずは親自身が自分を認めること」と話し、ついイライラして子どもに怒ってしまうことも、そこには「成長してほしい」などの肯定的な意図があると話した。その上で、「その思いを伝える別の方法を考えてみる」などのワークを行った。
 また、子どもの気持ちを体験するワークでは、自分がつい子どもに言ってしまう言葉を子どもの立場になって言ってもらい、子どもとどう関わっていきたいか、意見交換した。
 参加した小学生を持つ母親は「子どもの良さに気づいた」「怒る以外にもやり方があると知り、実践してみたい」などと話し、学童保育の20代の先生は「“またお前か”とつい子どもに言ってしまうので、一呼吸おいて“何があったのか”聞くようにしたい」と話していた。最後に、参加者は、今日の学びから家庭に戻ってやってみたいことを一人ずつ発表し、行動を誓い合っていた。
 山口涼子コーチは、「私自身、自己肯定感の低さがあり、子どもに“こうあるべき”という勝手な子育てを押し付けてしまっていた。自分も子どもも認める子育てコーチングを身につけて親子共に成長できた。悩めるお母さん達に私の経験を伝えていけたら」と話していた。

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