アートプロジェクト高崎
(2016年09月26日)
三家俊彦さんの作品
鬼頭健吾さんの作品
林泰彦さんと中野裕介さんの作品
武藤順九さんの作品
国際的に活躍する著名なアーティストから新進気鋭の若手までの優れた作品を紹介する「アートプロジェクト高崎」(主催:高崎アートインキュベーション推進会議)が、高崎シティギャラリーを主会場に高崎市役所、ラジオ高崎を舞台に9月24日からスタート、10月4日まで開かれている。同展は三つの展示からなる。
「THE ECHO」(第一展示室)
高崎市在住の鬼頭健吾さんら11人と1組(2人)による現代アート作品展「THE ECHO」は、国内外で活躍する若手アーティストによる活動で、横浜、ドイツ2か所に続いて、高崎で四回目となる。インスタレーション(空間芸術)を中心に絵画や映像、ダンスと映像のパフォーマンスなど多彩な展示となっている。会場に最初に出会うのはアルミホイルを材料にした巨大なドラゴン。部屋の中央には卓球台があり、観覧者は実際に卓球をして仕掛けを楽しむことができる。ポストカードスタンドを使ったインスタレーションは、カラフルなアクリルプレートが回転し、その通路先には展示期間中に制作が進み、作品が増殖していく「パラモデル」が部屋の空間一杯に広がっている。
「武藤順九の宇宙」(第二展示室)
仙台市出身の画家で彫刻家の武藤順九さんは創作を通して“命の尊さ”を訴えてきた。表作、大理石の彫刻「風の環(わ)」シリーズは世界各地の聖地に永久設置されており、現在、宮城県石巻市の復興記念公園(仮称)に設置予定の3・11慰霊モニュメントの四分の一のモデルやバチカン市国に設置されている半分の大きさの作品などが展示されている。
「アーバンプロジェクト」(ラジオ高崎、高崎市役所1階)
高崎市出身の2人のアーティスト松岡洋太さんと豊田玉之介さんによる展示は、街にあるビルの壁面などに絵を描き、風景を一変させる手法。ラジオ高崎の社屋に松岡さんの作品が、市役所1階で豊田さんの作品を見ることができる。
アートプロジェクト高崎
9月24日(土)~10月4日(火)
観覧無料
10時~18時
*4日(火)15時まで
- 次の記事 高崎アリーナを報道機関に公開
-
前の記事 新制度の教育長に飯野氏