来年度は部活動指導員を大幅増強
(2018年08月30日)
教員の負担も軽減
高崎市は、市内中学校の部活動について基本的な考え方と部活動の支援策「高崎市部活動支援プロジェクト」を8月30日に示した。
高崎市教委は、学習指導要領に規定されている部活動の意義や目的を踏まえ、各学校では行き過ぎた指導や弊害が生じないように配慮しつつ、適切に部活動を推進することとした。
部活動支援の具体的方策として、来年度から部活動指導員の配置を増強する。部活動による教員の長時間労働が教育現場の課題となっており、部活動指導員制度が導入されたが、国は、指導員を増員していく方針を示している。
部活動指導員は、部活動の技術指導や大会への引率等を行うことを職務とし、専門性や競技経験、指導経験のない教諭の負担軽減、部活動の指導に係る時間の削減など長時間労働の改善につながるものとされている。生徒にとっては技術の向上やけがの防止、適切な練習方法の導入など、部活動の質的な向上がはかられる。
今年度は、各学校1人以上の部活動指導員の配置をめざし、指導員報奨金予算として1375万円を措置しているが、来年度は大幅に拡充し約5000万円を予算化する方針。
飯野教育長は「部活動に励む生徒たちを支援するとともに、教職員の負担軽減の取り組みを推進したい」と話している。
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