自転車事故「交差点不停止」が7割
(2018年06月13日)
自転車の交通事故増加
高崎市は、市内での自転車事故について、11日の高崎市議会一般質問で後藤彰議員の質問に答えた。
市の答弁によれば、本市の交通事故の発生件数は減少する中で、自転車事故は増加傾向にあるという。
市内の中学生の自転車交通事故の件数は、平成27年が48件、28年が41件、29年が47件。市内で発生した全自転車事故件数に占める中学生の割合は過去3年間の平均で8・1%。
高校生の自転車交通事故の件数は、平成27年が178件、28年が183件、29年が191件と増加している。市内で発生した全自転車事故件数に占める高校生の割合は過去3年間の平均で32・9%。
自転車事故の約3分の2は、自転車運転者の交通違反が原因となっており、交通ルールを軽視することが問題となっている。一時不停止、信号無視、スマホを操作しながらの片手運転などで、特に一時不停止による交差点の出会いがしらの事故が平成29年は71・4%を占めていたそうだ。
市では、交通ルールを守った安全な自転車利用を呼びかける。5月のマナーアップ強化月間や、毎月15日のマナーアップデーにあわせ、市内高校や駅前、街頭などで高崎署や関係団体、高校教諭と協力し、自転車通学の高校生に啓発活動を行っている。
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