山上碑で「母の日」イベント

(2018年05月13日)

おかあさんへの感謝を手紙に込めて

石碑の意義PRし「聖地化」狙う

「母の日」の13日、上野三碑の一つ山上碑(山名町)で母への気持ちを伝えるイベント「ははおもひ」が行われた。主催は上野三碑がユネスコ「世界の記憶」に登録されたことをきっかけに地域の活性化に取り組む「上野三碑をつなぐ会」。山上碑は、681年に放光寺の僧・長利が母のために建立した石碑であることから、山上碑を母への手紙と考え、家族愛や絆の象徴としてアピールしていく。

イベントには、4歳から60歳までの母と子、13組が参加し、山上碑古墳の前のステージで子どもから母親へ手紙を朗読した。司会はタレントの髭男爵・ひぐち君がつとめ、会場を盛りあげた。

保育園で手作りしたカーネーションの折り紙を母に手渡した幼児、親元を離れて一人暮らしをしている20代の女性、3月に母を亡くした20代の男性の叫び、高齢の母親を介護している60代の男性など、普段はなかなか言えない「おかあさん、ありがとう」の言葉やメッセージが来場者に感動を広げた。

今回の「ははおもひ」は、つなぐ会の初イベント。会では山上碑を「おかあさん、ありがとう」、「おかあさん大好き」を発信する「母の聖地」にしていきたいと考えている。

 

 

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