ポーランドのオリンピック委員会副会長が視察
(2017年07月2日)
シェビンスカ副会長が来高
ポーランドオリンピック委員会イレーナ・シェビンスカ副会長が7月1日に高崎を訪れ、浜川競技場と高崎アリーナを視察した。シェビンスカ副会長は、国際オリンピック委員会(IOC)委員をつとめ、2020年東京オリンピック・パラリンピックの調整会議に出席するために来日した。高崎市が東京オリンピックの事前キャンプとして同国の誘致をめざし、交流を進めていることから、副会長も高崎の施設を実際に見ておきたかったそうだ。高崎アリーナでは高崎財団の結城光夫副理事長らが館内を案内し施設内容を説明した。
シェビンスカ副会長は陸上競技の短距離選手として活躍し、東京、メキシコシティ、ミュンヘン、モントリオール大会でメダルを獲得、当時の世界新記録を記録している。
シェビンスカ副会長は視察後に記者会見し「高崎は東京に近く移動に問題ない。いろいろな施設があり合宿が可能と思う」と感想を述べ、好感触のようだった。バレーボール、ハンドボール、陸上競技が高崎に関心を示しており、今後は、これからのオリンピック予選の結果が注目されることになる。
1日は、浜川競技場、高崎アリーナともに小学生の大会が開催されており、シェビンスカ副会長は子どもたちに「私もジュニアからキャリアを積んだ。若いころから練習を積み、オリンピックをめざしてがんばってほしい」とエールをおくった。
4月の高崎アリーナオープニングセレモニーには、ポーランドオリンピック委員会のアンジェイ・クラシュニツキ会長が出席しており、今回のシェビンスカ副会長来高は、ポーランド競技団体の事前合宿誘致の実現に向け、さらなる弾みとなりそうだ。
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