高崎市児童相談所が完成

(2025年04月18日)


市長、市議が施設を内覧

開所は10月1日

高崎市が設置を進めている高崎市児童相談所が完成し、4月16日に完成式典が行われた。開所は10月1日を予定し、同日に県の児童相談所から業務を引き継ぐ。7月から職員が新施設で開所準備。こども救援センター、こども発達支援センターも新施設で業務を開始する。

 

児童相談所は、都道府県・政令市に設置が義務付けられ、中核市・特別区も設置できる。

 

児童虐待の増加が社会問題となっており、富岡賢治市長の「高崎の子どもは高崎で守る」との強い決意のもと、高崎市は児童相談所の設置を視野に、「こども救援センター」を開設し虐待の未然防止、早期対応に取り組んできた。

 

これまでの児童虐待の深刻な事例を鑑み、高崎市は「行動する児童相談所」をめざしている。児童相談所職員の募集・採用、施設設計などを順次進め、児童相談所の建設場所を問屋町駅問屋口至近に選定、令和6年1月に建設工事に着工、令和7年3月に竣工し、完成式典の運びとなった。

 

高崎市では、年間に児童虐待の相談800件など4500件の児童相談を見込む。

式典で富岡市長は「児童相談所の職員が訪問してもドアを開けてくれない親に対し、気迫のこもった対応をしないといけない。行動する児童相談所として、高崎の子どもは高崎で守ると決意している。気迫のある専門家、志のある職員が心を一つにして対応していく」と

あいさつ。

 

施設は鉄筋コンクリート造2階建て、延床面積3918㎡。1階が2287㎡で一時保護所(居室など)、2階が1607㎡で児童相談所(事務室・相談室など)。

高崎問屋町駅から近く来所しやすく、利用する子どもたちの生活環境、快適性に配慮。明るい外観と景観に配慮し相談しやすい雰囲気づくり。子どもたちがのびのびと体を動かせるグラウンドを整備。

 

 

 

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